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フランシスコ教皇と疫病対策相談

フランシスコ教皇と疫病対策相談

フランシスコ教皇と疫病対策相談

2020年4月14日
サンライズミニストリー


新型コロナウイルス危機はキリスト教の団結を
回復する道を開いている


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CEC(コンピュータ教育推進センター)の会長とCOMECE(欧州カトリック司教会議委員会)の会長は
バチカンで教皇フランシスに謁見

「そして彼は、聖徒に戦いをいどんでこれに勝つことを許され、さらに、すべての部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、その名を世の初めからしるされていない者はみな、この獣を拝むであろう」黙示録13:7, 8

 これらの聖句は、礼拝の合同を示しています。このエキュメニカルな団結について聖書は預言しています。ヨハネの黙示録にでてくる獣の大きな権力は、どんな手段によってでも、教会を一つに団結しようとします。エキュメニズムを通じて人為的に、あるいは自然災害を通じてまたは将来の日曜休業令によって、ローマはすべての者がローマの側にいることを望んでいます。一つ確かなこととして、この団結の呼びかけが、新型コロナウイルス危機ゆえの結果としてバチカンによって加速されています。

 2020年4月2日、バチカンは、ヨーロッパで最も影響力のある2つのカトリック組織とプロテスタント組織の会長が署名した新しい共同声明に関するニュースレポートを発表した。COMECE(欧州カトリック司教会議委員会)とCEC(コンピュータ教育推進センター)が署名した共同声明は「一緒になろう」と題され、「コロナウイルス大流行」に直面した「新たなコミットメント」と「連帯」について語った。[1]

 欧州連合カトリック司教会議委員会 (COMECE) – イエズス会枢ジャン=クロード・ホレリッチは、COMECEの会長です。このローマカトリック組織には、欧州連合(EU)全体でバチカンの政治的利益を代表する33人の異なる司教がいます。ジャン=クロード・ホレリッチ会長は、COMECEを代表して署名しました。[2]

 ヨーロッパの教会会議 (CEC) – クリスチャン・クリーガーは、CECの会長です。これは、114の正教会、福音派、プロテスタント、聖公会の教会[3]に加えて、ヨーロッパのすべての国から24の全国教会[4]と17の関連組織[5]のコミュニティです。クリスチャン・クリーガー大管長はCEC会員を代表して署名しました。

 これらの2人の会長は、カトリック教徒とプロテスタントを代表する「連帯」文書に署名しただけでなく、教皇の祝福を受けるためにバチカンに訪れました。今日のプロテスタントは重大な神学的誤りを受け入れているので、この出来事は宗教改革を継ぐ者たちにとっては喪に服する日です。宗教界と政治界の要人がローマに集まり、預言されていることが今調整されています。

 「彼らは心をひとつにしている。そして、自分たちの力と権威とを獣に与える」。黙示録 17:13。

 新型コロナウイルスのパンデミック(大流行)がヨーロッパ全土に広がるにつれて、諸教会はバチカンと急速に結びついています。その反応は、すべての宗教との連帯、愛、団結を示すことによって、宗教観を変えようとすることです。これはローマが望んでいることであり、たとえそれが今回のパンデミックを通じてであっても、目的のためにはどの手段も問題ではありません。聖書の預言はローマが最後の日に最大の宗教的権力になると言っています。ローマがこの世界的危機を利用せず無駄にすることはないでしょう。

 「その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。そこで、全地の人々は驚きおそれて、その獣に従い」。黙示録13:3。

 ローマは、以前の栄光を復元しつつあります。反キリストの治世の下では、教皇の権威に影を落とす人は誰であっても許されません。前例のない歴史的恐怖のこの時代に、宗教界は平和と団結のためにローマに加わりました。これは、宗派間の交流と礼拝の影響を受けて起こっています。エキュメニカル(=プロテスタント諸教会・カトリック教会・東方正教会などによる統一のための運動)への動きは、世界中のすべての宗教を巻き込んで増加し続けるでしょう。

 「また、龍がその権威を獣に与えたので、人々は龍を拝み、さらに、その獣を拝んで言った、『だれが、この獣に匹敵し得ようか。だれが、これと戦うことができようか』」黙示録13:4。

 多くの人はこれは正しい方向への素晴らしい一歩と考えています。しかし、霊感の書は、この偽りの団結と希望が神の道徳的な律法への反乱と違反の上に構築され、より多くの恐怖と混乱につながるだけであることを私たちに明らかにします。

 「混乱と無秩序の要素がしばらくの間世界を揺り動かすことを神は許しておられるが、世界は人間たちの手に与えられてはいない。下からの力がドラマにおける最後の大場面―サタンがキリストとして来て、そして秘密結社の中で自ら結束している者たちの間であらゆる不義の惑わしをもって働くこと―を来たらすために働いている。共謀のための情熱に身を委ねる人々は、敵の計画を成し遂げつつある。原因は結果を生じるのである(Letter 141, 1902年)。スタディーバイブル(新)400頁。

 「不法はほとんどその頂点に達した。混乱が地に満ち、大いなる恐怖がまもなく人類にのぞもうとしている。終わりは非常に近い。真理を知っているわれわれは圧倒的な驚くべき事件としてまもなく世にのぞもうとしていることに対して備えなければならない。」教会へのあかし・第八巻・28頁

 私たちは危険な時代に生きています。私たちの世界は急速に変化しており、新型コロナウイルスの大流行は物事が一瞬でどれほど早く悪化するかを示しています。専制政治(国家の統治権を君主あるいは少数の者が独占し、かつ恣意的に行使する政治体制)を実行しようと企む人々は、第三の天使のメッセージが伝えられないように、神の民を投獄し、閉じ込めておこうとします。しかし良き知らせは、危機のこの時を、神はコントロールしているということです!主は神の民が神に任命された業を果たすことができるように、超自然的な方法で働くことでしょう。

 「こうして、数名の者が、悪の強力な潮流を阻止するのである。真理の敵たちの反対は、第三天使の使命がその働きを遂行するために、抑制される」大争闘下381。

 「サタンのとりでは決して勝利しません。勝利は第三の天使の使命と共にあるのです。主の軍勢の隊長がエリコの城壁を崩されたので、主の戒めを守る民は、勝利をおさめ、すべての反対者は敗北します。」(聖霊に導かれて180)。





出典:
[1] https://www.vaticannews.va/en/church/news/2020-04/comece-cec-coronavirus-appeal-united-europe.html

[2] http://www.comece.eu/site/en/whoweare

[3] https://www.ceceurope.org/who-we-are/introduction/

[4] https://www.ceceurope.org/national-councils-of-churches/

[5] https://www.ceceurope.org/organisations-in-partnership/