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第1課 神のみことば

1. 聖書はどのようにして与えられましたか

各時代にわたって沈黙のベストセラーである聖書ほど人類に感化を与えてきた書物は他にありません。聖書ほど古くて正確な書物はありません。これほどあらゆる攻撃に耐えてきた書物もありません。「とこしえに残る」「生ける神の御言」聖書はどんな書物であるのかを学びましょう。

「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。」テモテ第二3 : 16

「神は、み言葉を通して、救いに必要な知識を人間にお与えになった。われわれは、聖書を、神のみこころについての権威ある、間違いのない啓示として受けとらねばならない。聖書は品性の規準であり、教理を示すものであり、経験を吟味するものである。」大争闘上 序(3)

「なぜなら、預言は決して人間の意志から出たものではなく、人々が聖霊に感じ、神によって語ったものだからである。」ペテロ第二1 : 21

2. 神はどんな方法によって預言者たちに真理を表されましたか

「彼らに言われた、『あなたがたは、いま、わたしの言葉を聞きなさい。あなたがたのうちに、もし、預言者があるならば、主なるわたしは幻をもって、これにわたしを知らせ、また夢をもって、これと語るであろう』。」民数記12 : 6

「わたしは、それを人間から受けたのでも教えられたのでもなく、ただイエス・キリストの啓示によったのである。」ガラテヤ1 : 12

「イエス・キリストの黙示。この黙示は、神が、すぐにも起るべきことをその僕たちに示すためキリストに与え、そして、キリストが、御使をつかわして、僕ヨハネに伝えられたものである。」黙示録1 : 1

3. 預言者たちを通して語られたのはどなたですか

「神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られたが、」ヘブル1 : 1

4. 聖書はどのように構成されているでしょうか

「こう言って、モーセやすべての預言者からはじめて、聖書全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説きあかされた。」ルカ24 : 27

「それから彼らに対して言われた、『わたしが以前あなたがたと一緒にいた時分に話して聞かせた言葉は、こうであった。すなわち、モーセの律法と預言書と詩篇とに、わたしについて書いてあることは、必ずことごとく成就する』。そこでイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて言われた。」同24 : 44, 45

イエスが使っておられた旧約聖書は、39巻からなっています。それは三つに分けられていました。モーセの律法と預言書と詩歌に。新約聖書は、四福音書、使徒行伝、手紙、黙示録の27巻からなっています。聖書の著者は、旧約聖書のモーセから始まって、新約聖書のヨハネまで約40人から成っており、身分も、職業も皆異なり、お互いの交際もありませんでした。そして1600年間にわたって書かれて全体に調和と統一があり、矛盾がないことはまことに神の言葉としか言えません。

5. 聖書は誤りのない真理ですか

「真理によって彼らを聖別して下さい。あなたの御言は真理であります。」ヨハネ17 : 17

「神の言葉はみな真実である、神は彼に寄り頼む者の盾である。その言葉に付け加えてはならない、彼があなたを責め、あなたを偽り者とされないためだ。」箴言30 : 5, 6

それは完全ですか? 詩篇19 : 7, 8;申命記4 : 2;黙示録22 : 18, 19参照。

「聖書は、人類のもっている最も古いそして最も広範な歴史である。それは永遠の真理の泉から出た新鮮な流れで、各時代を通じて神のみ手によってその清純さが保たれたのである。それは、人間が、どんなに研究しても見通すことのできない遠い過去を照らしている。地の基礎をすえ、天をのべた能力は、ただ神のみ言葉の中にしか見られない。諸国民の起源について信頼すべき記録は、ただ聖書の中にのみ見出される。人間の自負心や偏見に汚されない人類歴史の記録は聖書の中にだけある。」教育205

6.すべての教えを吟味するのは何ですか

「ただ律法とあかしとに求めよ。もし彼らがこの言葉に従って語っていなければ、それは彼らのうちに光がないからである。」イザヤ8 : 20(欽定訳)

「律法とあかし」聖書のこと。

7.聖書の永続性について何と言われていますか

「あなたのみ言葉の全体は真理です。あなたの正しいおきてのすべてはとこしえに絶えることはありません。」詩篇119 : 160

「草は枯れ、花はしぼむ。しかし、われわれの神の言葉はとこしえに変ることはない。」イザヤ40 : 8

「天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は滅びることがない。」マタイ24 : 35

8.聖書は何のために書かれましたか

「これまでに書かれた事がらは、すべてわたしたちの教のために書かれたのであって、それは聖書の与える忍耐と慰めとによって、望みをいだかせるためである。」ローマ15 : 4

「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。」テモテ第二3 : 16

「主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする。主のさとしは正しくて、心を喜ばせ、主の戒めはまじりなくて、眼を明らかにする。」詩篇19 : 7, 8

「イエスは、この書に書かれていないしるしを、ほかにも多く、弟子たちの前で行われた。しかし、これらのことを書いたのは、あなたがたがイエスは神の子キリストであると信じるためであり、また、そう信じて、イエスの名によって命を得るためである。」ヨハネ20 : 30, 31

9.聖書全体は誰のことを言っていますか

「あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。」ヨハネ5 : 39

「聖書を探り調べなさい」(欽定訳)

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