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第22課 善天使とその働き

1. 神のみ座のまわりにはだれがいますか

「さらに見ていると、御座と生き物と長老たちとのまわりに、多くの御使たちの声が上がるのを聞いた。その数は万の幾万倍、千の幾千倍もあって、」黙示録5 : 11

「しかしあなたがたが近づいているのは、シオンの山、生ける神の都、天にあるエルサレム、無数の天使の祝会、」ヘブル12 : 22

2. これらの天使は、組織された実在の団体でしょうか

「ウジヤ王の死んだ年、わたしは主が高くあげられたみくらに座し、その衣のすそが神殿に満ちているのを見た。その上にセラピムが立ち、おのおの六つの翼をもっていた。その二つをもって顔をおおい、二つをもって足をおおい、二つをもって飛びかけり、」イザヤ6 : 1, 2

「生きものの頭の上に水晶のように輝く大空の形があって、彼らの頭の上に広がっている。その行く時、わたしは大水の声、全能者の声のような翼の声を聞いた。その声の響きは大軍の声のようで、そのとどまる時は翼をたれる。」エゼキエル1 : 22, 24

「ケルビムは翼を高く伸べ、その翼をもって贖罪所をおおい、顔は互にむかい合い、ケルビムの顔は贖罪所にむかわなければならない。」出エジプト25 : 20

3. 天使と人間の性質は同じでしょうか

「聖書はある箇所で、こうあかししている、『人間が何者だから、これを御心に留められるのだろうか。人の子が何者だから、これをかえりみられるのだろうか。あなたは、しばらくの間、彼を御使たちよりも低い者となし、栄光とほまれとを冠として彼に与え』」ヘブル2 : 6, 7

4. 天使はどなたによって造られましたか

「あなたは造られた日から、あなたの中に悪が見いだされた日まではそのおこないが完全であった。」エゼキエル28 : 15

「万物は、天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、位も主権も、支配も権威も、みな御子にあって造られたからである。これらいっさいのものは、御子によって造られ、御子のために造られたのである。」コロサイ1 : 16

5. 天使は結婚して子供を産みますか

「彼らが死人の中からよみがえるときには、めとったり、とついだりすることはない。彼らは天にいる御使のようなものである。」マルコ12 : 25

6. 天使の働きは何ですか

「主の使たちよ、そのみ言葉の声を聞いて、これを行う勇士たちよ、主をほめまつれ。」詩篇103 : 20(注1)

7. 天使はどんなに速やかに神の命令を果たしますか

「生きものは、いなずまのひらめきのように速く行き来していた。」エゼキエル1 : 14

8. 天使は何をするために、天からつかわされますか

「御使たちはすべて仕える霊であって、救を受け継ぐべき人々に奉仕するため、つかわされたものではないか。」ヘブル1 : 14

「あなたがたは、これらの小さい者のひとりをも軽んじないように、気をつけなさい。あなたがたに言うが、彼らの御使たちは天にあって、天にいますわたしの父のみ顔をいつも仰いでいるのである。」マタイ18 : 10

9. 天使の奉仕の実例をあげてください]

10. 天使の来訪を受けるのは、特別な人たちだけですか

「主の使は主を恐れる者のまわりに陣をしいて彼らを助けられる。」詩篇34 : 7(注2)

11. 天使を礼拝してよいでしょうか

「そこで、わたしは彼の足もとにひれ伏して、彼を拝そうとした。すると、彼は言った、『そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたと同じ僕仲間であり、またイエスのあかしびとであるあなたの兄弟たちと同じ僕仲間である。ただ神だけを拝しなさい。イエスのあかしは、すなわち預言の霊である』。」黙示録19 : 10

「あなたがたは、わざとらしい謙そんと天使礼拝とにおぼれている人々から、いろいろと悪評されてはならない。彼らは幻を見たことを重んじ、肉の思いによっていたずらに誇るだけで、」コロサイ2 : 18

12. 善天使たちはみな、どなたを礼拝しますか

「さらにまた、神は、その長子を世界に導き入れるに当って、『神の御使たちはことごとく、彼を拝すべきである』と言われた。」ヘブル1 : 6

13. イエスがおいでになるとき、なぜすべての天使たちが主と共に天からくだるのですか

「また、彼は大いなるラッパの音と共に御使たちをつかわして、天のはてからはてに至るまで、四方からその選民を呼び集めるであろう。」マタイ24 : 31

「すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッパの鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最初によみがえり、それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で主に会い、こうして、いつも主と共にいるであろう。」テサロニケ第一4 : 16, 17

注釈

【注1】
「人類が信仰によって、再び神の子にかえることができるように、罪の刑罰としてキリストが自らの生命をお与えになることになったばかりでなく、全天が人類の救いのために協力するように召された。天使たちは、人間が正しい、服従の生活を送るように彼らを愛し導くことになった。彼らは、救いを継ぐ者に仕える霊になることになった。神は天軍に、各時代を通じてこの働きを通してなされる注意深い配慮と、たゆまざる奉仕とをお示しになった。また、天の宮を離れて罪にのろわれた、堕落した世界に降りて行き、自己犠牲を通して、終わりの時までどのように、人類のために働かなければならないかを、こまごまとお教えになった」I. H.Evans, Ministry of Angels, p. 73.

【注2】
「天の父の大いなるご配慮によって最もいやしい子供にすら保護天使が与えられているばかりでなく、特別の試みの時には敵の攻撃から彼を守るに必要なだけの天使が送られるということは何という慰めであろう。この聖なる使者たちは、神のみ座と絶えず交渉を持っているから、神の子らも、この天使たちの奉仕を通して、常に神と交わることができる。どんなに大きく絶えがたく思われる誘惑も弱点も、試練のときも、神の子らのいと小さい者で、天使の奉仕を通して、祈りによって神のみ座に行くことのできない者はない。保護天使は、いつどんな時でも速やかに神のみ前に来て、こどもたちの必要を伝えることができる。天使が入るのをさえぎる戸もなければ、守衛のいる門もない、謁見室の戸は、神の子らに奉仕するためにつかわされたみ使いたちのためにいつも開かれているのである」同75ページ。

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