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第28課 教会の儀式

バプテスマ

1. イエスは弟子たちに、何をお命じになられましたか

「それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである。」マタイ28 : 19, 20

2.キリストがお命じになったバプテスマの前に、何がなければなりませんか

1. 聞いて信じること。

「信じてバプテスマを受ける者は救われる。しかし、不信仰の者は罪に定められる。」マルコ16 : 16

2.悔い改めること。

「すると、ペテロが答えた、『悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。』」使徒行伝2 : 38

3.心からキリストを受け入れること。

「〔これに対して、ピリポは、『あなたがまごころから信じるなら、受けてさしつかえはありません』と言った。すると、彼は『わたしは、イエス・キリストを神の子と信じます』と答えた。〕」使徒行伝8 : 37

3. キリストを信じるということは、どんなことですか

「兄弟たちよ。わたしが以前あなたがたに伝えた福音、あなたがたが受けいれ、それによって立ってきたあの福音を、思い起してもらいたい。もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのである。」コリント第一15 : 1, 2

4. キリストを信じる者のために、主はどんなことをして下さいますか

「彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである。」マタイ1 : 21

5. このようにキリストを受け入れた者にとってバプテスマの式は何を意味しますか

「それとも、あなたがたは知らないのか。キリスト・イエスにあずかるバプテスマを受けたわたしたちは、彼の死にあずかるバプテスマを受けたのである。すなわち、わたしたちは、その死にあずかるバプテスマによって、彼と共に葬られたのである。それは、キリストが父の栄光によって、死人の中からよみがえらされたように、わたしたちもまた、新しいいのちに生きるためである。」ローマ6 : 3, 4(注1)

6. 私たちは何に対して死にますか

「なぜなら、キリストが死んだのは、ただ一度罪に対して死んだのであり、キリストが生きるのは、神に生きるのだからである。このように、あなたがた自身も、罪に対して死んだ者であり、キリスト・イエスにあって神に生きている者であることを、認むべきである。だから、あなたがたの死ぬべきからだを罪の支配にゆだねて、その情欲に従わせることをせず、」ローマ6 : 10-12

「だから、地上の肢体、すなわち、不品行、汚れ、情欲、悪欲、また貪欲を殺してしまいなさい。貪欲は偶像礼拝にほかならない。」コロサイ3 : 5

7. 罪に死んだ後に私たちが歩む新しい生活はどんなものですか

「しかし、神は感謝すべきかな。あなたがたは罪の僕であったが、伝えられた教の基準に心から服従して、罪から解放され、義の僕となった。しかし今や、あなたがたは罪から解放されて神に仕え、きよきに至る実を結んでいる。その終極は永遠のいのちである。」ローマ6 : 17, 18, 22

「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。」ピリピ4 : 13

8. 真のクリスチャン生活は罪に死に、神にあって生きることによって始まりますが、私たちは、どのように自分の信仰と決心をあらわしますか

「あなたがたはバプテスマを受けて彼と共に葬られ、同時に、彼を死人の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、彼と共によみがえらされたのである。」コロサイ2 : 12(注2)

9. 神のみ言葉の光に従ってバプテスマを受けるとき、どんな約束が成就しますか

「すると、ペテロが答えた、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の賜物を受けるであろう。この約束は、われらの主なる神の召しにあずかるすべての者、すなわちあなたがたと、あなたがたの子らと、遠くの者一同とに、与えられているものである。」使徒行伝2 : 38, 39

10. バプテスマを受けた者は、どなたに属しますか

「あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。キリストに合うバプテスマを受けたあなたがたは、皆キリストを着たのである。」ガラテヤ3 : 26,27

11. 彼らは何の世継ぎとなりますか

「もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである。」ガラテヤ3 : 29

12. バプテスマを受けなおす必要がありますか

「アポロがコリントにいた時、パウロは奥地をとおってエペソにきた。そして、ある弟子たちに出会って、彼らに『あなたがたは、信仰にはいった時に、聖霊を受けたのか』と尋ねたところ、『いいえ、聖霊なるものがあることさえ、聞いたことがありません』と答えた。『では、だれの名によってバプテスマを受けたのか』と彼がきくと、彼らは『ヨハネの名によるバプテスマを受けました』と答えた。そこで、パウロが言った、『ヨハネは悔改めのバプテスマを授けたが、それによって、自分のあとに来るかた、すなわち、イエスを信じるように、人々に勧めたのである』。人々はこれを聞いて、主イエスの名によるバプテスマを受けた。」使徒行伝19 : 1-5

13. 正しいバプテスマはいくつありますか

&deco(#0086AB){「主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ。」エペソ4 : 5
例:キリスト(マタイ3 : 13, 16)、ピリポがエチオピヤ人にバプテスマを施す(使徒行伝8 : 38)、ヨハネ(ヨハネ3 : 23)};

洗足式

ヨハネ13 : 4-17を読んで下さい。(テモテ第一5 : 9, 10)

聖さん式

コリント第一11 : 23-34、マタイ26 : 26-30を読んで下さい。

なぜ、種入れぬパンを用いるのですか

種と醗酵は、罪の象徴です。

「あなたがたが誇っているのは、よろしくない。あなたがたは、少しのパン種が粉のかたまり全体をふくらませることを、知らないのか。新しい粉のかたまりになるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたは、事実パン種のない者なのだから。わたしたちの過越の小羊であるキリストは、すでにほふられたのだ。ゆえに、わたしたちは、古いパン種や、また悪意と邪悪とのパン種を用いずに、パン種のはいっていない純粋で真実なパンをもって、祭をしようではないか。」コリント第一5 : 6-8

醗酵していないぶどうジュースと種入れぬパンはキリストの純潔の象徴です。

注釈

【注1】
バプテスマにおいて、水と霊は神が受け入れて下さることを証します。キリストのバプテスマの時、「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」と言われた同じ聖霊は、すべてのまじめな信者のバプテスマが受け入れられることを証します。

【注2】
バプテスマは、キリストの死とほうむりとよみがえりを記念する福音儀式です。バプテスマのときに、それを受けた人は、キリストと共に十字架につけられ、彼と共にほうむられ、新しい一生を歩むために彼と共によみがえらされたことが公に証されます。この経験を正しく象徴するバプテスマの型は、ただ一つであって、それは、キリストと初代教会が行った、浸水のそれであります。

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