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致命的な傷は癒されるのか?

致命的な傷は癒されるのか?

致命的な傷は癒されるのか?

2015年6月28日
サンライズミニストリー


Amazing Factsからの動画です。


【動画中の吹き替え文章】

「致命的な傷」は癒されるのか?

最近、預言の成就にまつわる新たな進展がありましたので、今回もこうして最新情報をお届けするのが大事であると思った次第です。

今年つまり2015年の5月23日に、ヨハネ17章運動と称するグループの会合が、アリゾナ州フェニックスでありました。カトリック教会、福音派の教会、使徒教会などの指導者たちが一堂に会し、「クリスチャンの一致」を促す、法王からの個人的なメッセージを受けたようです。ローマ法王が、北アメリカの福音派とカトリックの指導者らに宛てたメッセージの抜粋を、皆さんに聞いていただきたいと思います。

フランシスコ法王「親愛なる兄弟姉妹方、分裂はキリストの教会という体に傷をつけます。そして私たちは、この傷が開いたままでいることを望みません。」

法王は単刀直入に、キリスト教徒の間に存在する分裂が、キリストの体にとって傷となると述べています。非常に明確に、キリスト教徒間の分裂は傷であると言っているのです。ここで思い出されるのが、黙示録13章の聖句です。

黙示録13章の3節:
「その頭のひとつが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。そこで、全地の人々は驚きおそれて、その獣にしたがった。」

次に黙示録13章12節:
「そして、先の獣の持つすべての権力をその前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷がいやされた先の獣を拝ませた。」

次に13章14節:
「さらに、先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わし、かつ、つるぎの傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを、地に住む人々に命じた。」

この預言には「傷」が言及されており、カトリック教会の最高指導者、イエズス会の法王が、北アメリカの福音派ならびにカトリックのクリスチャンに一致を呼びかけ、教会間の分裂がキリストの体に傷をつけ、いやされる必要があると訴えているのです。この傷は剣によってつけられたと聖書は述べており、エペソ人への手紙6章では、神の言葉が御霊の剣であるとはっきり書かれています。また、へブル人への手紙4章を見ると、神の言葉は生きていて、力があり、もろ刃のつるぎよりも鋭くて、その剣が切り分けることが分かります。イエスは言われました。「地上に平和をもたらすために、わたしがきたと思うな。平和ではなく、つるぎを投げ込むために来たのである」と。キリストのメッセージは、ときには家庭に分裂をもたらし、キリスト教会でも同様のことが起きました。預言によりますと、最終時代、一致を優先させるために、みことばの教えを無視するあるいは控えめに扱おうとの訴えが起こるようになることを、私たちは預言から知っています。将来、多くの分裂した教会が一致団結を望むようになるほどの危機的な状況が起こるでしょう。いったい誰がこのような一致の立役者、中心人物になるのか知らない人は、もういないでしょう。言うまでもなく、こちらの法王です。かれはプロテスタントとカトリック教徒の双方から、キリスト教会の霊的指導者と仰がれています。このビデオをもう少しお見せしたいと思います。

フランシスコ法王「分裂は、偽りの父、不和の父の仕業によるものです。私たちを分裂したままにしておくためには何でもやります。」

ここで法王は、二つのものを分離させるのは悪魔であると言っています。私も同感です。嘘、偽り、偽の教理などが教会に侵入し、聖書ではそれらを悪魔の教理と呼んでいますが、確かにこういったものは不和、不一致をもたらします。しかし、分離、分裂は悪魔によるものだから、真理を犠牲にしてもとにかく一致しましょうといったメッセージが、最終時代になるとますます頻繁に聞かれるようになるでしょう。そして、今日の危機的な世界情勢にもかかわらず、「私たちはその一致に加わりません」と宣言するグループがいたとしたら、その人たちは悪魔の手下呼ばわりされることでしょう。

フランシスコ法皇「今日、ローマにいる私とそちらにおられる皆さんと一緒に・・・」

ちょっとここで止めますが、ここだけでも、世界的視野で見ることができます。黙示録13章の第一の勢力の指導者である法王が、その本拠地であるバチカンから、北アメリカの主にプロテスタントと幾人かのカトリックの指導者らに向かって呼びかけている構図は、二大宗教勢力が深淵を越えて手を結ぶようになるという預言の成就のように思われます。「ローマにいる私と、アメリカにおられる皆さんで、ともに一致団結しましょう」。どうです、預言のこだまが聞こえてきませんか?

フランシスコ法皇「天の父にお願いして、イエスの霊すなわち聖霊を送ってもらいましょう。そして、一致できるようになるための恵みもお願いしましょう。それは『世が信じるようになるためであります』」

これはまさに、バチカンから発せられた、これまでで最も強力な一致を訴えるメッセージであります。

フランシスコ法皇「ここでちょっと論議を呼びそうな、あるいは異端に聞こえそうなことを言いたいのですが…」

皆さんはどう思われるか知りませんが、法王がこのように、「論議を呼びそうな、あるいは異端に聞こえそうなことを言いますけど」と前置きするのを聞くと、「一体どんな言葉が飛び出すのだろう」と思わず身構えてしまいます。

フランシスコ法皇「私たちのいろいろな違いにもかかわらず、実は私たちは一つであることを知っている者がいます。私たちを迫害している者のことです。」

ここで法王は、私たちが一つであることを知っていて迫害している者がいると言って、それは悪魔であると言いたいわけですが、ここから、キリスト教徒であるというだけで殺されているクリスチャンに触れようとしています。イスラム教とくにイスラム国との軋轢が原因であり、こういった状況は今後ますます顕著になってくるかもしれません。

フランシスコ法皇「その者が、今日クリスチャンを迫害し、殉教(の血)の油を私たちに注いでいます。彼は、クリスチャンがキリストの弟子であることを知っています。」

ここで法王は、悪魔が殉教の油をクリスチャンに注いでいると言っています。テロが増大し、そういった中でクリスチャンが迫害されて殺され、首を切られているといった事件が増え続けており、それらはイスラム少なくとも過激なイスラム教とキリスト教との軋轢によって引き起こされているわけです。これは、キリスト教徒を一極集中させる影響があり、法王は自らその中央に座して、クリスチャンの迫害に抵抗するため、カトリック教会の旗の下で一致するようキリスト教徒に呼びかけています。

フランシスコ法皇「(悪魔は)彼らが一つであり、彼らが強大であることを知っているのです!彼は、彼らが福音派であるかとか、正統派か、ルーテル派なのか、カトリックまたは使徒派かどうかは意に介しません。キリスト教徒なのですから。」

あなたが正統派か、使徒派か、ルーテル派か、福音派か、カトリックかどうかは関係ないと言っています。悪魔はすべてのクリスチャンを敵とみなしているのだから、私たちも、教理の違いをわきにおき、一丸となって悪魔に立ち向かいましょう、というわけです。これによって、どんな将来が待っているかが見えてきます。今後、キリスト教徒とイスラム教徒間の軋轢に関して、もっと私たちが理解すべき預言があるのではと思うのです。これは、キリスト教徒を一極集中させるほどの影響を及ぼすでしょう。さらに、自然災害や経済危機といった要素が加わると、世界中が揺さぶられ、世界中の人々が法王を自分たちの霊的指導者と仰ぐようになるでしょう。

フランシスコ法皇「またその(殉教の)血は、一致をもたらします。兄弟姉妹方、今日私たちは、『血の教会一致主義』の時代を生きているのです。」

実際はこれは8分に及ぶビデオでして、ヨハネ17章運動のサイトから全編を視聴することができます。しかしここでは、思考を大いに刺激する部分だけに焦点を当てたかったのです。そしてほとんどのクリスチャンは、その重要な点を見逃していると思うのです。法王の言動が、しばしば黙示録の預言に関連していることに気づかない人がほとんどです。13章の「傷」に言及したのは法王だけでなく、ヨハネ17章運動のウェブサイトに、次のような文が載っていました。

「神の家族として描かれている教会が、分裂したままである。クリスチャンと公言する人たちの間の態度や無情な批判が、深い傷と何世紀にも及ぶ軋轢を生み出してしまった。」
(ジョー・トシーニ、ヨハネ17章運動の発起人)

他でもなくこれは宗教改革のことであり、分離をもたらした教理の問題はもう忘れて、愛し合う家族として一致しましょう、というわけです。響きはすばらしいですね。実に魅力的に聞こえます。しかし、これから起こることの背景を踏まえて、すべての一致がいいものとは限らないと、批判を承知であえて申し上げたいと思います。

近い将来、法王はアメリカを訪れることになっています。その際には、大統領と会見することになっていますし、国連でのスピーチも予定されています。イスラム教との関わり、ならびにイスラム国との戦いについても触れることでしょう。

上下両院の合同議会でもスピーチをすることになっています。神聖な法王が来られて、合衆国の政治機関で話をなさるということを思うと、議長のジョン・ベイナーは、感激を抑えきれなかったようです。米国議会でその他の牧師や聖職者がスピーチをするよう招かれたことは、かつてありませんでした。

明らかに、法王は単なる牧師以上の存在であり、彼は今日の世界にあって、政治的にまた宗教的に発電機の役割を果たしていると言えましょう。そして、今回かれが訪米する最大の目的は、フィラデルフィアへ行き、あらゆる教派の指導者らと会い、家族の重要性について話し合うことであります。そしておそらく、議会の流れの中で、日曜日に家族そろって教会で礼拝することの重要性が話されたとしても、何ら不思議ではないでしょう。

アメージング・ファクツがなぜこういった預言の最新情報をお伝えするのか、お分かりにならない方がいらっしゃるかもしれません。主のおいでになる日時を知ったら救われるのでしょうか?いいえ。世界では常にさまざまなことが起こっており、常に預言が成就されていっています。

主のおいではますます近づいています。それなのに、あなたは何をためらっているのですか?もっと知識が増すのを待っているのですか?いよいよ最後の時だ、と分かるまで待っているのですか?まだイエス様に自分自身を完全に明け渡していないのなら、今がその時です。

障害物が除かれ、生活がもっと楽になってから、全き献身をするのですか?悪魔は、献身するのに好都合な時が決して訪れないようにするでしょう。

皆さんに訴えたいことがあります。もし本当にイエス様がおいでになることを信じていながら、まだ自分自身をキリストに明け渡していないなら、今それをしていただきたいのです。今日があなたにとって救いの日です。

イエス様を心に招き入れ、こう祈ってください。「主よ、これからはあなたに信頼して生きていきたいです。どうか、私の罪をおゆるしください。新しい心を与えてください。聖霊の賜物を与えてください」と。今それをしたいとは思いませんか?そうすることこそが、終末事件に備えることなのです。お祈りしましょう。

天のお父様、私はこのビデオを見ておられる人たちのことを知りませんが、私たちが永遠の御国の門口に来ていることはわかります。
私たちが今、生涯をあなたに明け渡すことができますように。私たちを縛り付けている罪や様々な障害物の鎖を断ち切り、自由にしてください。
今、イエス様を心に招き入れることができるように助けてください。
イエス様の光に心を照らしていただき、闇を追いはらうことができますように。
みもとに来てすべてをささげるとき、平安を与えてください。
あなたの力により、私たちを新たなものとしてください。
永遠の命という賜物をもって、一人ひとりを祝福して下さい。
私たちの時間やタラント、持ち物をすべて聖別することができますように。
そして、主の日に備えさせてください。イエス様の御名によってお祈りします。