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法王の訪米

法王の訪米

法王の訪米

2015年9月27日
サンライズミニストリー



【文/金城 重博】

私は、今年この法王のアメリカ訪問は1982年の米国とバチカンの聖なる同盟以来の最大のイベントであり、最も米国ばかりでなく、世界で大きな影響を与えると思っています。それは、9月22日から27日となっています。そのスケジュールを見てみてみましょう。

(CNN) ローマ法王フランシスコの初の訪米を前に、米フィラデルフィアで行われる礼拝への入場予約受け付けがインターネットで開始され、わずか30秒で全1万席が満席になりました。ネットの予約受け付けは現地時間の午後8時から、先着順で始まりました。1度に予約できる枚数は1人当たり4枚までとしたにもかかわらず、30秒でなくなったようです。
http://www.cnn.co.jp/usa/35070335.html

米ワシントンで2歳の娘を育てながら暮らしているホームレスでシングルマザーのアンガリン・ブラウン氏(26)は24日、フランシスコ法王に直に会うことに、胸をどきめかせているようです。22日、米国を初めて訪問する法王は24日午前、ワシントン連邦上下院での合同演説後、その足でセントパトリック大聖堂に出向き、カトリック慈善団体の所属となっている貧しい都市貧民や移民者数百人に会う計画なのだそうです。

ブラウン氏は13日、米公営ラジオ放送NPRとのインタビューで、「ホームレス生活をしたことがなければ、どれほど大変かがわからないだろう」とし、「法王に会ったら、『世界の不平等と闘ってほしい』とお願いしたい」と話しているようです。

法王はセントパトリック大聖堂への訪問が終われば、ヒスパニック系が主流となっているワシントン都市の物貰いの人たちに食事を提供する「聖母マリアの食事」という名のフードトラックのボランティア現場を訪れる予定です。フードトラックのボランティアをしているクリス・トーマス氏は、「法王の訪問は大勢の人たちを感動させ、支援に参加したいと思わせるだろう」と話しています。

普段から資本主義の非人間的な面を批判してきた法王のワシントン貧民との出会いは、5泊6日間の訪米日程のハイライトになるだろうと見込まれます。フランシスコ法王の米訪問は初めてで、2013年の就任後、15回目の海外歴訪となります。

最低賃金の引き上げや貧困層への教育支援など、社会的弱者に配慮した政策を進めてきたバラク・オバマ大統領は、法王を迎える盛大な準備をしているようです。オバマ大統領は22日、メリーランド州のアンドリュース空軍基地に直接出向いて、法王を出迎えるようです。23日午前、ホワイトハウスで公式の歓迎行事を行った後、オバマ大統領は法王と会談だそうです。

2016年の大統領選挙を控え、社会的な二極化や所得再配分問題が激しい焦点として浮上した現状の中、法王が議会演説や様々な公開発言を通じて、どのような診断や処方を下すかにも、米国人たちの注目が集まっています。法王は25日、ニューヨークに移動し、国連総会演説を通じて、世界を相手に説教する予定です。

Among the many objectives “planned” by the U.N. and the Vatican: 国連とバチカンが共有している多くの諸問題に下記のようなものがあります:

  1. 富裕者は貧相階級の人々を支持するよう生活様式を変えるべき
  2. Major protection of ecosystemエコシステム=生態系、環境体系の保全
  3. Reduction in population 人口の削減
  4. Redistribution of wealth 富の分配
  5. Global government 世界政府
  6. Sustainable land use management 持続可能な土地利用経営、
  7. Integrate use of water, sanitation and drainage 水の統合使用、公衆衛生と排水設備
  8. Manage energy to protect resources 資源保護のためエネルギーの管理

黙示録13:3,4
その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。そこで、全地の人々は驚きおそれて、その獣に従い、 また、龍がその権威を獣に与えたので、人々は龍を拝み、さらに、その獣を拝んで言った、「だれが、この獣に匹敵し得ようか。だれが、これと戦うことができようか」。

聖書注解者ホワイト:
「世界は嵐と戦争と不和で満ちている。しかし一つの頭―ローマ法王権―の下で、人々は神の証人を装って、神に敵対するために一致するであろう。大いなる背教者によって、この連合は固められつつある」。―7T 182 (1902年)

「合衆国の新教徒は、率先して、心霊術と手を結ぶために淵を越えて手を差しのべる。彼らはまた、ローマの権力と握手するために深淵を越えて手を差し出す。この三重の結合による勢力下に、アメリカはローマの例にならって良心の権利をふみにじるのである」 。大争闘下350