三重の使命は、永遠の福音

2018年3月3日 icon_002200_16.pngTag: 金城 重博


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*霊感の言葉*

スタディーバイブル新211

「十字架の効力―十字架上におけるキリストの死は、死の支配力を持つ罪の創始者の破滅を確かなものとした。サタンが滅ぼされると、悪に誘われる者はいなくなり、贖いは二度と繰り返される必要がない。そして神の宇宙において再び反逆が起きる危険性もなくなるのである。この暗黒の世において効果的に罪を抑制する唯一のものが、天国において罪を防止するのである。キリストの死の重要な意味が聖徒たちとみ使いたちとに明らかにされる。堕落した人間は世の初めからほふられた小羊なくしては神のパラダイスに住まいを持つことができなかった。そうであるなら、我々はキリストの十字架を勝ち誇るべきではないだろうか。天使たちはキリストに栄光と誉れとを帰す。それは、彼らでさえも神のみ子の苦悩を仰ぐことによってのみ安全だからである。天のみ使いたちが背教から守られているのは、十字架の効力によるのである。彼らも十字架による以外は、サタンが堕落する以前の天使たちと同様に、悪に対して安全ではないのである。天使の完全は天において全うされなかった。人間の完全は至福の楽園エデンにおいて失敗に終わった。天国でも、地上においても安全であることを望む者は皆、神の小羊を仰ぎ見なければならない

神の義と愛とを明白にする救いの計画は、小羊の血によって贖われる者たちと同様に、堕落していない他世界に、永遠の保証を与える。我々の唯一の望みは、キリストによって神のもとに来るすべての者をいつも救うことができる彼の血に完全に頼ることである。カルバリーの十字架上におけるキリストの死は、この世における我々の唯一の希望であり、来たる世において我々のテーマとなる。ああ、我々は贖いの価値を理解していない! もし理解していれば、我々はもっとこの事について語るはずである。神が愛するそのひとり子を与えられたことは、計り知ることのできない愛の現れであった。それは、神の律法の尊厳を守り、なおかつ罪人を救うために神がおできになる最大のことであった。我々は贖いのテーマを研究せずにいてよいだろうか。それは、人の頭脳が取り組むことのできる最高の主題である。もし、人が十字架に現されているキリストの愛を瞑想するならば、彼らの信仰はキリストの血潮の功績を自分のものとするために強められ、彼らは清められ、罪から救われるのである」(ST 1889年 12月30日)。

2SM 106

「中空を飛ぶ天使のよって宣言されているメッセージは、永遠の福音であり、神がエデンの園でへびに宣言されたのと同じ福音であった。すなわち「わたしは敵意をおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」創世記3:15。ここにサタンとの戦場で戦い勝利する救い主の最初の約束があった。キリストは、聖なる律法に現されている神のご品性を現すために我々の世に来られた。キリストは、律法であり、また福音でもあった。永遠の福音を宣言する天使は、神の律法を宣言する。なぜなら、救いの福音は律法への服従を人間にもたらすからである。そうすることによって彼らの品性が神に似せて形作られるのである」。

スタディーバイブル新330

「『これが信仰による義認である』―神のみ前に深く悔いた罪人が、自分のためのキリストの贖いを認めて、それを今の生活及びこれからの生活における唯一の希望として受け入れるとき、彼の罪は赦される。これが信仰による義認である。信じる魂は皆、自分の意志を完全に神のみ心に順応させ、贖い主の贖い功績を信じる信仰を働かせ、また力から力へ、栄光から栄光へと前進しつつ、悔い改めの状態を保つ必要がある。

赦しと義認は一つであって同じ事である。……

キリストの犠牲は、正義の要求を完全に満たしている。

謙遜な心で贖いを見る―何らかの人間の業が罪の負債を決済するのに少しは助けになれるかもしれないという、偏狭な考えを持たないようにしよう。これは致命的な欺瞞である。もし、あなたがそれを正しく理解したいのであれば、あなたの考えに固執することをやめて、謙遜な心で贖いの業を調べるべきである。

この問題は非常にあいまいな理解しかされていないので、神の息子、娘であると宣言している何千何万という人々が悪しき者の子となっている。というのは、彼らは自分の業に頼っているからである。神はいつもよい行いを命じられ、律法もそれを命じる。しかし人間は、罪の中に自分の身を置いたので、人の良き業が無価値になる。イエスの義だけに価値があるのである。キリストは、いつも生きていて我々のために執り成しておられるので、我々を完全に救うことがおできになる」。


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